愛犬家通信 vol.86

日本には「動物の愛護及び管理に関する法律」という法律があります。この法律では「動物は命あるもの」であること、飼い主が責任を持って飼育すること、 などについて規定されています。
「はぁ?そんなの当たり前じゃない!」と皆さんは思いますよね。でもその反面、日本各地にある保健所では、たくさんの命が「殺処分」という 悲しい運命を辿っているのも事実です。
同法律では、毎年9月20日〜26日を「動物愛護週間」と定め、国・地方自治体・関係団体が協力して、各種行事を実施します。 この機会に私たちも、動物を飼う=動物の命を預かる、ということについてもう一度考えてみましょう。

「終生飼養」について考える

終生飼養とは・・・

【飼う前に考えておきたいこと】
犬はもちろん、どんな生き物を飼うにしても、自分たちに本当にその生き物が飼えるのかを考え、飼えるという結論が出てから飼う準備を 始めましょう。
その生き物の習性や本能を正く理解して、種類に応じた適切な飼い方をする準備や覚悟を必要とします。その生き物が寿命をまっとうできるように、 最後まで安全と健康と快適さに気を配れるように準備してから飼いましょう。

【飼い始めたら】
最後の日まで、年をとって老いて来ることで起きる色々なことを受け止めてあげ、助けたり見守ったりしてあげてください。
また、一緒に生きていく中で起きてしまう、様々なアクシデントも受け止めて、変わらず愛情を注ぎましょう。

【感染病の予防】
人と動物の双方に共通して感染する病気に対する知識を持ち、自分はもちろん、動物のため、最終的には社会全体のために感染しないよう正く予防しましょう。

【避妊・去勢手術】
繁殖に関しては、生まれてくる命ひとつひとつに対して責任が持てないのであれば、避妊・去勢手術を考えましょう。

【周囲への配慮】
自分の飼っている動物が、社会に迷惑をかけたり、生活環境を悪化させたりしないように配慮することは、その動物を守ることに繋がります。

【迷子にさせない】
迷子札。名札・マイクロチップ・脚環などなど・・・所有者が明らかになるものを身につけさせましょう。自分の大切な家族が迷子になったり、 盗まれたりして、夏の暑さや冬の寒さにさらされていたり、お腹を空かせてうろつき回ったり・・・なんて、劣悪な環境に陥ることを想像するだけでも辛いですよね。
もちろん、犬のノーリードはあまりにリスクが高すぎます。

小さな一歩

つまり、飼い主ひとりひとりが最後まで責任を持って自分の大切な家族である動物の命をまっとうさせてあげることが、私たちにできる小さな一歩です。
そしてその一歩が、終生飼養の輪を広げていく、大きな一歩になりますよね。

 

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