愛犬家通信 vol.77

新しい芽が顔を出し、色とりどりの花が咲き、待ちにまった春がやってきました!お陽様もポカポカでお散歩日和です。
さぁ、冬にコリかたまった筋肉をほぐして、お散歩に出かけましょう♪

ワンちゃんの春のマッサージ

マッサージのポイント

マッサージで大切なのは、まず、飼い主さんもワンちゃんもリラックスしてすること。 ワンちゃんに、「人の手ってこんなに気持ち良くて安心なものなんだ〜」と理解してもらい、お互い楽しく行えば、気持ちも通じ合えます。 そして、身体に適度な刺激を与えることによって、血の流れが良くなり筋肉のコリを緩和してくれます。血行が良くなることで、カルシウムやリンを 栄養として吸収しやすくなりますので、骨の発育も良くなりますよ。

【 足 】

ワンちゃんの足は、人間同様、第2の心臓といわれています。 末端血液は心臓まで戻りにくいため、足を刺激することで全身の血行やリンパの流れがスムーズになり、新陳代謝がアップします。
また、硬いアスファルトや滑りやすいフローリングで踏ん張ったりと、予想以上に負担がかかっています。 後足は立ち上がったり走る際に蹴り上がったりと、良く使いますが、前足には、約7割の体重がかかっていますので、前後ともにしっかりマッサージ してあげましょう。
≪ 遣り方 ≫
・両手で足をくるむように持ち、親指で揉みほぐします。
・足の付け根を円を描くようにゆっくりと刺激します。
・足の指の間を刺激します。

【 お尻 】

立っているときも歩いているときも、常に身体を支えているため、お尻は身体のバランスをとるために、とても重要な場所です。
また、尾の付け根にあたるため、尻尾を動かすための大きな筋肉があります。お尻に敏感なワンちゃんが多いため、様子を見ながら徐々に マッサージしましょう。
≪ やり方 ≫
・お尻の筋肉全体をこねるように刺激します。

【 尻尾 】

ワンちゃんは自分の気持ちの多くを尻尾で表現するといわれています。また、ワンちゃん同志がコミニュケーションをとったり、歩くときの バランスをとるためにも重要な役割を果たしています。
≪ やり方 ≫
・尻尾を軽く握り、圧迫する。
・尻尾の先を軽く引っ張り、数秒とめてゆっくりと離す。

おすすめケア

≪ 温湿布 ≫
@洗面器に50〜60℃のお湯を用意し、その中に好みの精油を3滴ほど垂らします。
Aタオルをたたんで両端を持って、真ん中を浸し、軽く絞って目的の場所にあてます。

≪ 足浴 ≫
@洗面器などに40℃位のぬるま湯を足先が浸るくらいに張ります。
A好みの精油を3滴ほど垂らし、よく混ぜ10分ほどワンちゃんを浸からせます。

マッサージはスキンシップ

いかがでしたか?ワンちゃんのマッサージだからといって、何か特別なものではなく、人のマッサージと同じ要領なんですね。
ただ、人よりデリケートなので、力はほんのちょっと。軽く触れているくらいでOKです。
お散歩に行く前にウォーミング・アップとしてマッサージしたり、お散歩で使った筋肉をほぐしてケアしてあげたり、是非、毎日のスキンシップに 気軽に取り入れてみてください。