愛犬家通信 vol.74

みなさんのお家のワンちゃん、不調や困った癖など、ちょっと手を焼いていることはありませんか?病院やドックスクールに行くほどではないけれど、 ちょっと困ったワンちゃんの悩みって結構あるものです。今回は飼い主さんが手軽に行うことできるケアの一つとして、「バッチフラワーレメディ」を ご紹介します。

お花のパワーをワンちゃんにも 〜バッチフラワーレメディ@〜

バッチフラワーレメディとは

レメディという植物のエネルギーを転写した液体を飲むことで、心の平穏を取り戻したり、否定的な感情に対処するための自然療法です。 植物のエッセンスを使った自然療法としてアロマテラピーが一般的ですが、体に直接働きかけるアロマテラピーに対して、心に働きかけていくのが バッチフラワーレメディです。心や感情のバランスを保つことが、身体の健康にも繋がるとして考えられたこのシステムは、赤ちゃんからお年寄りまで 安心して使用することができるとして、現在では60ヶ国以上の国々で活用されています。

レメディができるまで

レメディは38種類+レスキューレメディ(数種類のレメディを調合)を含めて全39種類からなります。37種類は花、植物から作られ、1つは 石清水からできています。材料となる花は、最もエネルギーが高まっている早期に同じ植物の茎や葉を使い、直接手で触れないようにして摘み取ります。 摘み取られた花はその場でクリスタルの器に入った天然水に浮かべられ、太陽光のもとに数時間置かれます(太陽光だけではなく煮沸して作る方法も あります)。通常、できあがったレメディには保存のため同量のブランデーが加えられますが、日本ではブランデーの代わりに、食物性グリセリンを 加えています。

レメディの選び方

バッチフラワーレメディは、「こうなってほしいから」ではなく、「今、この状態だから」という選び方をします。
たとえば、「吠えないようにする」のではなく、「今、どうして吠えているのか?」というところに目を向け、性格や吠えているときの状況などを観察して レメディを選んでいきます。

レメディの飲ませ方

≪飲ませ方≫
食事と一緒にあげたり、おやつに垂らしてあげます。飲み水に入れたり、お口の近くや前脚先に垂らして、ペロッと舐めさせても良いでしょう。
≪飲ませる量≫
与える量は「1回2滴」を目安にして、折りを見て数滴ずつ与えてください。セントバーナードのような大型犬でも、チワワのような小型犬でも 量は同じです。飲み水に入れる際には、全部飲むとは限らないので、少し多めに入れてあげましょう。ただし、レスキューレメディは「1回4滴」です。

トリートメントボトルの作り方

レメディは直接与えるのが基本的な使い方ですが、しばらく同じものを飲ませたいときや、複数の感情が長く続いているような場合に、 トリートメントボトル(処置ボトル)を作ると便利です。作り方はとても簡単。遮光瓶にミネラルウォーターを30ml入れ、数種類のレメディを入れて おきます。レメディは最高で6〜7種類選ぶことができ、1種類につき2滴ずつ入れましょう。作ったボトルは冷蔵庫に保管し、3週間以内に使い切りましょう。

心の目でワンちゃんをケアしましょう

レメディは植物の持つエネルギーが転写された朝露のイメージです。ですから、全く副作用もなく無害で、病気を患っているときや、 妊娠して居るとき、お薬を飲んでいても使えます。また、レメディの選び方を間違ったとしても、ただ効果が出ないというだけで、悪い作用が あるということもありませんので、洋服やデザートを選ぶ感覚で楽しく試してみてくださいね。
さぁ、さっそく心の目でワンちゃんを観察しながら、直感でレメディを選んでみましょう♪