愛犬家通信 vol.54

今回は、犬を家族に迎えるための準備についてをお届けします。これから犬と一緒に暮らしたいと思っている方はもちろん、すでに犬との暮らしを している方も、「犬を家族に迎える」ことについて考えてみましょう。

犬を家族に迎える 1.準備編

どこで出会いますか?

わんちゃんを家族に迎えると決めたら、どこに運命の出会いがあるか探しましょう。
近所や知り合いのところで生まれていたり、ブリーダーさんで探したり、ペットショップで目があったり、自分と同じ誕生日の子に運命を感じたり、 保護団体のサイトや、譲渡会で出合ったりと、出会いの場所は様々です。
子犬なのか、それとも成犬なのかを考えましょう。子犬は幼く愛くるしいですが、排泄やその他もろもろ教えることがたくさんで手がかかります。 成犬は、大きさや気質もあらかじめ知ることができるし、時間はかかっても心がつながれば必ずかけがいのないパートナーになってくれます。

家族全員で心の準備

犬との生活をどんなふうに過ごしたいか、家族全員でそれぞれの夢を語り合いましょう。のんびり陽だまりで一緒に日向ぼっこをしたり、 公園で一緒にダッシュ!、季節の移り変わりを近所のお散歩で感じ、ドックカフェでのんびりお茶、フリスビーやボールも一目散で取ってきてほしい、 アウトドアでキャンプもしたいな...なんて。それぞれの夢がどのくらい実現するかは、出会ったわんちゃんの性格や運動能力などにもよりますが、 その夢に向かって歩いていく、その時間や努力や忍耐、そして、教える楽しさや心の交流が全てわんちゃんとのかけがえのない財産になっていくのです。

道具の準備

【わんちゃんが安心できるスペースを確保してあげましょう】
わんちゃん用のベットやサークルなど、わんちゃんが安心できるスペースを用意してあげましょう。置いてあげる場所は、飼い主さんの暮らしが よく見えるリビングの端っこなどがいいでしょう。陽が当たり過ぎず、寒くない、そんな場所を選んであげましょう。

【トイレの練習は来た日から始まります】
トイレシーツはたくさん準備しておきましょう。上手になるになるまでにはそれなりに時間がかかります。それでも、トイレシーツでおしっこや ウンチができるようになっていると、飼い主さんが忙しい朝や一緒に外出したい時、また、悪天候で外に出るのが困難な時にとても便利です。

【フードを入れるボウルや、お水を飲ませるための容器を選びましょう】
深さや大きさ、素材など、わんちゃんのサイズや飼い主さんの趣向に合った容器を準備します。耳の長いわんちゃんの場合は、細めの容器だと 耳が容器の外側に出て、汚れにくくなります。お水をボールに入れるか、ボトルにするかも出会ったわんちゃんによりますよね。

【首輪や洋服に慣らしておくと便利】
小さい頃から洋服を着せる練習をしておくと、抜け毛の時期や寒い季節、また、夏の直射日光から肌を守りたい時などに気軽に着せることができて便利です。
首輪も細く軽いものから練習させてあげましょう。外に行けるようになった時に、抵抗なく付けることが出来るようになります。リードもわんちゃんの サイズに合わせたものを準備してあげましょう。

【迷子札やマイクロチップ】
災害の時にも、飼い主さんと再会できるかどうかの決め手。装着するかどうかも決めておくといいですね。