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愛犬家通信 vol.51
「椎間板ヘルニア」という病気をご存じでしょうか。腰や首などに激しい痛みを伴い、日常生活にも影響が出てしまうこの病気は、 実は人間だけではなくワンちゃんにも起こる病気の一つです。今回のコラムでは、椎間板ヘルニアという病気と症状、なりやすい犬種、 その予防についてご紹介します。
ワンちゃんにも起こる椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは
背骨(脊椎)は、椎骨と椎骨の間にあるクッションのような働きをする「椎間板(ついかんばん)」でつながっています。この「椎間板」が老化して
変形し、外に突き出てしまったり、椎間板内にある「髄核」が押し出されたりする状態を【椎間板ヘルニア】といいます。 |
椎間板ヘルニアの症状
ワンちゃんに下記のような症状が見られたら椎間板ヘルニアの疑いかあるかもしれませんので、動物病院で診察するようにしてください。 ◇触ると痛がる ◇散歩に行きたがらない ◇走らなくなる ◇腰をかばって歩いている ◇抱っこしたら痛がる ◇階段(段差)を嫌う ◇後ろ足がふらついている ◇ヨロヨロしながら歩いている ◇立ち上がることができなくなる ◇後ろ足が動かせない ◇自分で排泄できなくなる |
椎間板ヘルニアになりやすい犬種・状況
椎間板ヘルニアは、胴が長くて足の短い犬種(ダックスフンド、W.コーギー、ビーグルなど)が発症しやすい傾向にあります。
また、体重の重い大型犬などもかかりやすいと言われています。 |
予防方法
・フリスビーやアジリティなど、脊椎に大きな負担のかかる激しい運動をなるべく控える ・フローリングなど滑りやすい床には、カーペットなどの敷物を敷いて滑らないようにする ・階段の上り下りをさせないようにする ・ソファーなどへの高い場所への跳び乗りや跳び降りをさせないようにする ・抱き上げる際に、前足だけをつかんで抱き上げないようにする ・体重増加により背骨に負担がかかるので、肥満にならないように食事の管理に気をつける |
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日頃から、愛犬への観察が大切です
上記のようなことに気を配ることによって、椎間板ヘルニアになる確率を減らすことができます。このような飼い主さんの気配りや
注意が、椎間板ヘルニアを予防し病気の発生を減らすことにつながります。 |
≪ 今回のアイドル犬は、ソラちゃん / ポコちゃん (松戸市 M様) ≫ |