愛犬家通信 vol.48

本格的な冬の到来! この時期、ワンちゃんを車に乗せて外出される方も多いのではないかと思います。夏の車移動は熱中症に気をつけることが 大切ですが、そのほかにはどんな配慮が必要でしょうか。時々耳にするのが、ワンちゃんの車酔い。 「出発して、30分もしないうちに」とか、 中には「車に乗せただけでも」気分が悪くなってしまうワンちゃんもいるようです。

ワンちゃんの車酔いを防ぐには

体質? それとも経験から?

上下左右の揺れに弱いワンちゃんもいますが、車酔いの多くは経験からくるものだと言われています。
特に車に乗せただけで、なんだか調子が悪くなってしまう、そんなワンちゃんの車酔いは、明らかに経験からくるものではないでしょうか。きっと これまでに、車に乗せられるたびに病院に行って注射をされたり、体温を測られたり、トリマーさんのところで苦手なシャンプーをされたり、飼い主さんから離れて ひとりぼっちになっちゃうなど、いろいろと不安な体験をしたのでしょう。
そんな経験を重ねていると、車に乗ると「またあんなことをされるのかしら?」、「今度はどんな嫌なことがあるのかなぁ?」となってしまい、 気持ちが落ち込み、調子が悪くなってしまいます。
こうした経験からくる車酔いは、逆に「車に乗ると楽しいことが起こる」という経験をさせてあげることで、克服することができます。
まず、車に乗せてすぐに降ろし、遊んであげるなどの楽しいことをやってあげます。何度も繰り返しましょう。車に乗ることが平気になり、乗っただけで 楽しそうにしていられるようになったら次のステップ。
エンジンをかけて少しだけ走り、今度は降ろしてから楽しいことをしてあげましょう。何度も練習しますが、楽しいことをするのは必ず降ろしてから。 車の中で楽しいことをしてもらっていると、飼い主さんが運転している時にもして欲しくなり、事故の原因にもなりかねませんので気をつけましょう。
3メートルが大丈夫になったら、10メートル、それも平気になったら5分ほど走るなど、少しずつ距離を伸ばしていきます。走るたびに楽しい体験をさせて あげていると、車に乗ることが楽しいことの始まりだという気持ちになり、自然と車酔いは治っていきます。

酔い始めたら気分転換を

元気にしていても、急によだれが多くなったり、落ち着きがなくなってシートをしつこく舐めたり、舌を出したり引っ込めたりして口をパクパク するようになったら、それは酔い始めたサインです。
安全な所に車を止めて降ろしてあげましょう。しばらく気分転換してあげ、調子が戻ったらまた少しずつ練習します。

酔ってしまったら冷静に対処

酔って嘔吐してしまったら「大丈夫だよ」と安心させて、なるべく静かに対処します。この時に「アッ!」と思わず叫んでしまったり、慌てて バタバタ動いてしまうと、ワンちゃんにとってそれがまた酔いの原因になってしまうこともあります。

事前の準備も大切

乗車は食後充分に休ませてからのほうがよいので、出発時間から逆算して食事をあげる時間を調整します。どうしても時間的に無理な場合は、 食べさせないで乗る方が安心ですね。
また、前もって獣医さんに酔い止めの薬をもらい、飲ませておくのも良いでしょう。それから、途中の休息は早め早めに何度も取ることも大切です。
飼い主さんもワンちゃんも快適で楽しい移動となるように、ビニールや濡れタオル、シート、飲み水なども充分準備しておきましょう。

≪ 今回のアイドル犬は、ベスちゃん (松戸市 O様) ≫

 

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