愛犬家通信 vol.42

今年の敬老の日がやってきました。
毎年この日は「お年寄りを敬いましょう」とテレビなどでも言っていますが、人間も犬も同じ!
そして、元気な高齢犬は一日にしてならず!毎日の飼い主さんの心配りが愛犬の老後の生活の質を高めることができるのです。

〜 愛犬には元気で年を重ねて欲しい 〜

注意深い観察で早めの対処を

大型犬なら8歳、小型犬なら10歳から高齢犬の仲間入りと言われています。この年齢になると、まだまだ元気と思っていても、 身体的には少しずつ加齢による影響が出始める頃。今までよりも注意深く観察して、変化には早めに対処してあげましょう。

太らない工夫を

年齢を重ねると、若い頃と同じだけのカロリーをとっていると、代謝が悪くなっている分、カロリー消費が少なくなり、いつの間にか 少しずつ肥満へと向かっていることがあります。急激ではない分、飼い主さんも見つけにくい部分です。体調の増加は、少しずつでも心臓や腰、 膝などの身体のあちこちへの負担となります。月に一度は体重を量ってみて、体重管理に気をつけましょう。

目を観察しよう

目の輝きがなんだか鈍いなと思ったら、愛犬の目を色々な角度から覗き込み、濁り始めていないか確認しましょう。白く濁っていれば、 白内障が始まっている可能性があります。早めに気が付けば点眼薬などで進行を遅らせることができます。獣医さんに相談しましょう。

体力を落とさない

お散歩は出来る限り毎日行きましょう。毎日行っていれば、無理なく筋肉を維持していくことができますが、一度落ちてしまうと、なかなか回復しないもの。 年をとってもお散歩はなるべく続けましょう(もちろん、体調を見ながらですが・・・)。ゆるやかな坂をゆっくり上がったり下がったりすると、あまり負担をかけずに 筋肉を動かすことができます。

脳にも刺激を

外へ出て他の犬に挨拶したり、ワンコたちが残して行った匂いを嗅いだり、季節の変化や風を感じることは、脳にもいい影響があります。 また、お家の中では、大好きな飼い主さんとゲームをして遊んだり、あるいは身体のあちこちをマッサージしてもらったりすることで、脳も刺激を受けます。 これらは、愛犬にとってはどれも楽しいことです。そしてただ楽しいばかりでなく、全身の新陳代謝を高めるとともに、脳を活性化し、老化防止にも役立ちます。

≪ 今回のアイドル犬は、柚ちゃん (市川市 M様) ≫