愛犬家通信 vol.38

今年は梅雨明けが早い!! まだ7月半ばだというのに真夏がやってきましたね。
突然やってきたこの夏の暑さ対策として、今回は「節電しながら」、そして次回は「夏バテ予防」について取り上げたいと思います。

東日本大震災による福島原発事故の電力不足で、全国的に節電が呼び掛けられている今年の夏。 飼い主にとっては、愛犬の昼間の過ごし方やお留守番が気になるところですよね。 そこで、節電しながらも愛犬の健康を守る提案をいくつかご紹介いたします。

暑さ対策@ 〜 節電しながら 〜

被毛で体温コントロール

ブラッシングを頻繁に行い、アンダーコート(下毛)をできる限り取り除いてあげましょう。風通しがよくなり、過ごしやすくなります。
お腹の部分をバリカンで剃ってあげるとタイルなど冷たい床の上に寝そべった時に冷たさが伝わりやすくなります。
サマーカットは日射しの影響を受けやすいので、日向でのお散歩にはかえって皮膚に負担をかけてしまうことがあります。体中を短くカットした場合、直射日光を浴びる時には、薄い洋服などを着せてあげるのもいいかもしれません。

涼しく暮らすアイデア

お家の中の風通しを確保しましょう。特に、愛犬がいつもいる床の近くに風が渡るといいですね。昔の家では、壁の下の方に小さな窓を設けることも多かったのですが(※1)、最近の住宅ではあまり見かけなくなりました。今でもある家は貴重です。同じような風通しをそれぞれのお家で工夫出来たらいいですよね。
夏の強い日差しを防ぐためには、「グリーンカーテン」 や 「すだれ」、「よしず」 などで窓を覆い、お部屋の温度を高めない工夫をするのもいいでしょう。
保冷剤や、凍らしたペットボトルをタオルなどで包んで、ワンちゃんのお部屋に入れてあげるのも有効です。お出かけの時には、キャリーやカートにも入れてあげましょう。
最近ではひんやりと感じるクールマットやベスト、首に巻くと涼しいクールカラーなども出ています。愛犬が好むものを見つけてあげましょう。

「窓」 についてちょこっと解説

(※1)のような壁の最下部に設けられた小さな窓は、室内のホコリなどを掃き出すために設けられたことから 「掃き出し窓」 といいます。 しかし最近では、「掃き出し窓」 と言えば、床面から立上がる背の高い窓(マンションであればバルコニーに出る窓)などをさして使われることが多くなってきました。
床面に接した位置にある小さな窓は 「地窓」 ともいいます。ちなみに、天井近くの窓のことを 「高窓」 といい、腰の高さに設けられた窓は 「腰高窓」 といいます。
地窓は、対角線方向に向き合う窓と組み合わせると、自然換気に効果があります。

≪ 今回のアイドル犬は、たれ蔵ちゃん (沼津市 K様) ≫