愛犬家通信 vol.9

やっと天候も安定してきましたが、暑さに弱いわんちゃんにとっては、快適に過ごせる期間はわずかです。
その貴重なこの季節に、家族の大切な一員、愛犬の健康を考えてみましょう。

季節の健康管理3 〜愛犬の健康診断してますか?〜

健康診断を兼ねて1年に1回の血液検査

春はフィラリア予防を開始する季節。
フィラリア予防を始める前に血液検査をして、感染していないことを確認する獣医さんが多いと思います。
「昨年もしっかり予防したし、わざわざ血液検査なんかしなくてもいいのに・・・」と思う飼い主さんも多いと思いますが・・・、ちょっと待った!犬を人間の成長に当てはめると、最初の一年間で、大型犬なら12歳になり、小・中型犬は17歳になってしまいます。
2年後にはそれぞれ19歳と24歳になり、その後も毎年大型犬が7歳ずつ、小・中型犬は4歳ずつ年を取り、あっという間に人間を追い越して行ってしまいます。私達の大事な家族の一員である愛犬は、人間よりはるかに寿命が短いのです。
そこでちょっと考えてみて下さい。
人間はある程度年齢が進むと、最低でも一年に一回ぐらいは健康診断をして、自分達の健康管理をしています。
子供の頃だって、学校で集団検診があったりします。そこでの検査結果をきっかけにして、病気の早期発見に役立ったり、お医者様と相談し、生活改善を行なって未然に病気を防ぐことが出来たりしますよね。

さて、あなたの愛犬に対してはどうでしょうか?
健康だとついつい獣医さんから足は遠のき、ましてや予防や健康診断なんて、普段中々考えなかったりしますよね。
でも、犬だって私達人間と変わりません。
春先のフィラリア予防について来る「血液検査」はまたとないチャンスです。
この際、一年に一回ぐらいは、愛犬の健康診断を兼ねて、フィラリア検査以外の項目もプラスして検査してもらいましょう。
一般的な検査はもちろん、腎臓や肝機能の検査など、血液検査は様々なことの判断材料になります。
例え一年に一回でも、人間にしてみれば4年か7年に一回の健康診断になります。そう考えると、毎年春先にやって来るこの機会を逃す手はありませんね。