愛犬家通信 vol.17

もうすぐ敬老の日ですね。今年はこの日を前に、ご長寿のお年寄りが実は行方不明だったりとか、何年も前に亡くなっていたとか、いろいろ問題になっていますが、長い旅路の果てを穏やかに過ごして終わりたいのは、人間だけではないですよね。
私達の愛犬は、私達より早く年を取り老犬期を迎えます。でも、考えようによっては、これは神様が私達と愛犬に与えてくれたプレゼントかもしれません。 私達は、自分の大切な家族の老後をしっかり世話することができ、そして見送ることができるんですから。
反対だったら大変ですよね!
日本では10年くらい前から急に犬の飼育率が上がっています。今回は、その頃から飼われているそろそろシニア世代のわんちゃん達と家族に送る、暮らしのヒントです。

敬老犬の日@ 〜老犬介護〜

介護用品

最近はシニア世代向けのご飯やおやつだけではなく、介護用品もいろいろ作られていて、かなり使い勝手の良いものがありますので、どんどん利用しましょう。
オムツやパンツ/歩行補助用ハーネスや歩行器/床ずれ防止ベットやマット・クッション/持ち手付きの食器や水飲みなど様々です。

からだのケア

寝て過ごす時間が増えるシニア犬。血行を良くして細胞を活性化させるいろいろな方法があります。もちろん、元気があってお散歩に行けるわんちゃんにはお散歩が最大の良薬。
でも、無理は禁物です。若い頃と同じ距離や時間が辛そうだったら、途中にお休みを入れたり、散歩ルートの見直しを。
お散歩の辛いわんちゃんも、台車に乗せるなど工夫して、外の空気に触れさせてあげてください。小型犬なら抱っこやキャリーでのお散歩でも構いません。
その他のからだのケアも最近は充実しています。ストレッチ/マッサージ/アロマセラピー/ハーブ療法/ハイドロセラピー(水中運動や水中リハビリ)/ホリステックケア/サプリメント/レーザーや赤外線療法/鍼灸治療。。。などなど。

プロの手

まだまだ数は少ないですが、老犬の介護サービスを提供している施設やシッターさんもいます。家族だけで悩まず、積極的に相談したり利用したりしていきましょう。

 

最後に

愛犬に幸せで穏やかな老後を過ごさせてあげることは、必ずしもお金をかけてあれこれしてあげることではありません。お散歩補助用品だって、工夫次第でタオル一枚の手作りでも、マッサージだって飼い主さんが撫でるだけでも大丈夫! ひとりひとりの飼い主さんが、それぞれの生活の中で少しでも多くの時間と、たくさんの笑顔を愛犬に向けてあげ、その手で触ってあげることが一番大切です。それだけであなたの愛犬は、とても幸せそうにしていませんか?